今回の記事は、
✔ディーラー車検から変えたい人
✔車検を安くする方法を知りたい人
に向けて、車検についてまとめました。
車検とは
車検とは、時間・走行距離により劣化する、自動車部品等を検査し、運転しても安全であるかを確かめる検査のことです。正式名称は「自動車検査登録制度」。2回目以降の車検は、「継続検査(継続車検)」とも呼ばれます 。
車検は法律(道路運送車両法)で定められた義務であり、必ず受けなくてはなりません。安全性や公害防止の観点から「点検・整備・検査」を行い、国が定める保安基準をクリアすることで、「自動車検査証(車検証)」が交付されます。車検証には有効期間があり、車検を受けることで、新たな車検証が受け取れます。
車検を受けないと?
車検を受けていない、もしくは車検の切れた車は、公道を走ることができません。車を走らせた場合は、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。
また、交通違反にも該当するため、違反点数6点+30日間の免停処分を受けます。車検が切れていると自賠責保険も切れていることがほとんどなので、さらに違反点数6点+1年以下の懲役または50万円以下の罰金が加わります。なお、違反点数12点は90日の免許停止処分です。
さらに、車検切れの車で事故を起こした場合、自動車保険は一切適用されないので全額賠償の必要が生じてしまいます。絶対に車検期間を過ぎた車での運転はやめましょう。
車検を受けないと、公道を走ることができないんだ!
車検切れのまま走行すると、罰金・罰則。事故を起こした場合は自動車保険も適用されない。
必ず車検は受けましょう!!!
車検の有効期間
車検の有効期間は車種によって異なります。
自家用乗用車や軽乗用車は新車から最初の車検は3年後、以後2年毎の車検です。以前は10年以上経過した場合は毎年車検が必要でしたが現在は2年になりました。
車の種類 | 初回 | 2回目以降 |
---|---|---|
・自家用乗用車 ・小型二輪自動車 | 3年 | 2年 |
・中型トラック ・小型トラック | 2年 | 1年 |
・タクシー ・バス ・大型トラック | 1年 | 1年 |
車検での必要書類
車検を受ける際は以下の書類が必要です。
- 自動車検査証(車検証)
- 自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)
- 自動車税納税証明書 (※)
- 認印
- 車検費用
※自動車税納税証明書は、毎年4月1日に決定する自動車税の納税証明書。5月頃に送られてきます。車検月が4月なら3月に車検をするのが通常なので、前年の納税証明書が必要になります。
車検と法定点検の違い
車の点検は車検だけではなく、「法定点検」もあります。
車検 | 法定点検 | |
---|---|---|
特徴 | 国が定めた基準(安全性・公害防止)を満たしているかの点検・整備・検査 | トラブルを未然回避するための整備 |
間隔 | 長い(初回3年、以降2年) | 短い(6ヵ月、12ヵ月など) |
罰則・罰金 | あり | なし |
車検と法定点検では、実施する目的が異なります。
車検の目的は、国が定めた保安基準を満たしているのか「点検・整備・検査」すること。
法定点検の目的は、本来の走行性能を維持し、故障やトラブルを回避するために行うものです。法定点検は、車検と同様に法律(道路運送車両法)で定められた義務です。義務ではあるものの、罰則・罰金はありません。
車検はいつ受ける?
車検証の有効期間の満了する日の1ヶ月以内に受ければ次の車検満了日は変わりません。車検が切れてしまわないように、有効期間の満了日を確認しましょう。
車検シールで確認する
車検シールと呼ばれる「検査標章」には、表面に車検満了年月、裏面に正確な車検満了日が記載されています。一般的にフロントガラスの中央上部に貼られています。
自動車検査証(車検証)で確認する
自動車検査証にも車検満了日の記載があります。自動車検査証は車を運転するときは必ず携行するよう定められているので、運転の際に確認しましょう。
車検はどこで受ける?
車検満了日の2〜3カ月前を目処に、車検をどこで受けるか検討をしましょう。
車検を受けられる業者の種類には、ガソリンスタンド、ディーラー、整備工場、車検専門店、カー用品店などがあります。
業者へ依頼すれば「指定場所に車と必要書類を持ち込むだけ」と手続きの流れがシンプルで、複数ある点検事項のチェックを専門家に丸投げできます。
車検費用は事前に見積もりを取っておくのが安心です。車検前に車を持ち込むと、状態を確認して事前に見積書を受け取れるケースがあります。
車検にかかる時間はどのくらい?
車検にかかる時間は、業者の種別や車種、車の状態によって異なります。平均的には半日ほどかかります。安全性を重視した整備を行う業者や整備が必要な項目が多い場合は2〜3日かかる場合も。できる限りスケジュールに余裕のある日に予約を取りましょう。
車検費用
車検費用の内訳は、大きく3つに分けることができます。
・法定費用:自動車の種類に応じた固定料金
・車検基本料金(代行手数料):業者側が自由に設定できる変動料金
・整備費(部品交換):車の状態に応じた変動料金
法定費用
どこで受けても一律に費用がかかるのが「法定費用」です。法定費用とは「重量税、自賠責保険料、印紙代(継続検査手数料)」をまとめた費用のこと。車種(軽自動車・普通自動車など)や重量などによって、固定でかかる費用が決まっています。
自動車重量税
- 車種
- 車両重量
- 年数
- エコカー減税適用有無
上記によって金額が変わります。
自賠責保険
自賠責保険は、車の所有者が必ず加入しなければならない保険のことです。
印紙代
印紙代は、車検場所や車種によって、費用が変わります。
車種・重量 | 国産自家用普通乗用車 | ||||
軽自動車 | 小型車 (1.0トン以下) | 中型車 (1.0~1.5トン以下) | 大型車 (1.5~2.0トン以下) | ||
法定費用 | 自賠責保険 (24ヶ月) | 19,730 | 20,010 | 20,010 | 20,010 |
重量税 | 6,600 | 16,400 | 24,600 | 32,800 | |
印紙代 (指定工場) | 1,500 (1,100) | 1,600 (1,200) | 1,600 (1,200) | 1,600 (1,200) | |
法定費用合計 | 27,830円 | 38,010円 | 46,210円 | 54,410円 |
※重量税はエコカー減税適用なし・経過年数13年未満の場合
※自賠責保険料は沖縄県や離島を除く地域のもの
車検基本料金(代行手数料)
車検基本料金は業者によって変わります。車検基本料には、車検を通すための代行手数料や検査料などが含まれます。また、車検基本料の中に含まれるサービスは店舗により異なることがあるため、事前にサービス内容を確認しましょう。
整備費(部品交換代)
車検基本料に加えて、車の状態によってエンジンオイルやバッテリーなどの交換が必要になった場合は、追加費用となります。
車検費用を抑えるには?
今までは何も考えずにディーラーで車検をしてたな~
俺も!
車検基本料は業者の種別やお店によっても大きく異なるため、車検費用を抑えるなら数社比較見積もりがおすすめです。
見積りを取って整備項目やおおよその費用を知っておくことで、必要のない整備内容や部品交換が行われて費用が高額になってしまうことを防げます。
私自身もディーラーと車検専門店での見積もりをしてみました。
実際にディーラーでの見積もり項目
車検専門店での見積もり項目
内容が違うので、比較は難しいかもしれませんが、
ディーラーでは、代行手数料が14,300円かかるのに対して、見積もりをとった車検専門店では代行手数料がかかりません。これだけでも大きいですね!
楽天Car車検でネット予約&車検実施で合計1,100ポイントがもらえます!(通常は500ポイント)
対象となる車検実施期間:2021年12月01日(水) ~ 2022年04月30日(土)
車検費用抑えるなら相見積もりがおすすめ!
まとめ
車検とは、自動車部品等を検査し、運転しても安全であるかを確かめる検査のこと。
車検は法律(道路運送車両法)で定められた義務。車検切れのまま走行すると、罰金・罰則。事故を起こした場合は自動車保険も適用されません。
自家用乗用車や軽乗用車は新車から最初の車検は3年後、以後2年毎の車検。
車検を受ける際の必要書類は
- 自動車検査証(車検証)
- 自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)
- 自動車税納税証明書 (※)
- 認印
- 車検費用
車検費用を抑えるには、数社比較見積もりをとりましょう。
ディーラー車検は高くなる傾向があります。
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